Cloud Nothings観ました

電気グルーヴのピエール瀧がコカイン使用の容疑で逮捕されました。
やっちまって処罰されるのは然るべきだと思います。
ただ、毎度こういう事件が起こるたびメディアが自粛を強制し、そのアーティストの音楽を世の中から排除してしまうのは良くない。
音楽の尊厳を奪っているようにしか思えないのです。
どうにかならないですかね。

 

さて、先日お店を早めに閉めて向かったのはCloud Nothings名古屋公演でした。
ちょうど自分の誕生日だったので是が非でも行く!と去年即行でチケット押さえました。

 

Cloud Nothingsはアメリカのインディーロックバンドで、ディラン・バルディ(写真左)が2009年当時18歳にして一人デモ制作していたのが始まり。

オルタナ界隈で有名なエンジニア:スティーブ・アルビニをプロデューサーに迎え制作した2ndアルバム『アタック・オン・メモリー』はピッチフォークを始めとする大手メディアから高評価を受け、以降コンスタントに作品をリリース。
今回5枚目のアルバムを引っ提げての来日。東名阪ツアーを組んでくれました。

店主もちょうど2ndからこのバンドを知り、来日の話を聞くたび悶々としていたので今回の公演を楽しみにしておりました。
普段は後方で静かに聴くスタイルですが、開場から客入りが悪かったので思わず最前列に突入しました(笑)

 

前座には日本のインディーロックバンド:LOSTAGEが登場。30分弱の僅かな時間でフロアを熱く盛り上げました。
LOSTAGEも好きなんですが、観るのは10数年ぶり。その間に3ピース編成へと変わりましたが、今の編成になってからの曲が一番好みです。

LOSTAGEが終わり暫くしてメインであるCloud Nothings登場。さすが海外の人、みんな長身です。
基本激しい曲しかないのがこのバンドのアツいところ。開幕からドラムの爆速ビート、ノイジーなギターサウンドを直で受け即行で耳がやられます(笑)
フロントマンのディラン・バルディは長髪メガネにスポーツキャップ、シャンブレーシャツに色落ちしたブラックデニム、薄汚れたアディダスというナード感たっぷりの風貌。しかし演奏し始めるとかっこいいんですな。
ギブソンのSGを使ったシンプルに歪んだギターサウンド、擦れながらも突き刺すようなボーカル、そして泣きメロの数々に店主の感情メーターは振り切れ久々にヘドバンかましました。

客が少ないとか関係なく激熱なパフォーマンスを見せてくれて感無量でした。
名古屋まで回ってくれてありがとうございました!