立山黒部ダム旅行記

新型コロナウイルスが国内で流行してから半年以上が経過。
店頭でのコロナ対策に気を配り、友人からの遊びや外食の誘いを断るなどしていたら、仕事以外で人との交流が無くなりました。
いくらぼっち好きでも最低限の交流は必要だと痛感。精神衛生上良くないです。

現時点で高山市は感染者ゼロ。これだけ各地で流行しているのにすごいですよね。
この記録が続く以上むやみに遊びに出かることができず、山・川など自然しか選択肢がありません。
塞ぎ込んだままではどうにかなってしまいそうだったので思い切って立山・黒部ダムへ行ってきました。

もちろん事前にコロナ対策がしっかり行われているか調べ、紅葉シーズン前の平日は人が少ないとのことで決めました。
各ゲートには消毒スプレーが設置され、間隔をあけて並ぶようスタッフが声掛けするなど感染対策されてました。
立山駅ケーブルカー乗り場に行ってみると案の定混雑している様子はありませんでした(それでも座席は埋まり立ったまま乗車)。

 

 

車内はもちろん窓を開けて換気。ケーブルカー特有の振動を響かせながら急斜面を上っていきます。
途中の岩壁には柱状節理が見られ、「これブラタモリで見たやつ~」と静かに興奮。約7分の間に1.3Km、487mの高さを上ります。下をのぞくと軽く玉ヒュンです。

美女平に到着すると立山高原バスに乗り換え。ここから50分かけて室堂へ向かいます。
途中の弥陀ヶ原にある原生林も屋久杉に匹敵する巨木だらけで、また訪れる機会があれば歩いてみたい。

日本最高所の駅:室堂は一旦スルーして黒部ダムへ。
立山トンネルトロリーバス→立山ロープウェイを経由し黒部平まで下ります。

 

 

立山ロープウェイは支柱のないワンスパン方式では日本最長(約1700m)。振動も無くスムーズに下ります。
後立山連峰と黒部渓谷を見下ろせる眺めは見事としか言えない。高低差を意識すると玉ヒュンものです(2回目)。

黒部平からは黒部ケーブルカーに乗り、ようやく黒部ダム到着。
ここへ来るまで立山駅からおよそ1時間半、5つの乗り物を経由しました。
立山を越え秘境:黒部渓谷へのルートを開拓し、ダムを建設した関西電力の熱意と労力、現代人の私には計り知れません(ここから脳内BGMはプロジェクトXのアレです)。

 

 

放水口の真上。毎秒10tという凄まじい水量と落差。写真では伝わらないでしょうがメチャクチャ怖いです。足が竦みます。
スマホを構えると手から落としそうな気がして玉ヒュンするんですよね(3回目)。

 

 

最大貯水量2億トン。1963年完成当時、大阪府の電力の半分を黒部ダムが賄っていたとのこと。黒部ダムがなければ大阪の発展は無かったそうです。

 

 

高所恐怖症が勇気を振り絞って階段を降り、放水を間近で撮る。これぞドМの諸行。堰堤まで降りましたが恐ろしかった。
タモリさんも高所恐怖症ですがよく放水口間近の通用口に立てましたね。撮影の為とはいえあんな所には立てないですよ。

せっかく来たので黒部ダムカレーいただきました。
ダム湖のエメラルドグリーンをイメージしたグリーンカレー、、ではなく中辛を選択。副菜はポテサラ、キャベツ千切り、らっきょう漬け。シンプルですが美味かったです。他にも様々なバリエーションがありました。
実はこれがコロナ流行以来初の外食。レストランも飛沫用衝立を設けたり、感染対策されていました。

 

 

ダム観光の後は元来たルートを戻り立山室堂へ。
標高2450m、日本最高所の駅があるアルペンルートの拠点。高さ20mの雪の大谷で有名な場所です。
時間がなかったので奥まで散策できませんでしたが、目の前にそびえる山の緑と岩肌、みくりが池のコントラストは感動もの。高い交通費払って来る以上に価値がありますね(笑)

 

 

以上店主の立山黒部ダム旅行についての雑記でした。
この後室堂周辺は色づき始め、現在は紅葉狩り客で賑わっているようです。紅葉した室堂平もいつか見てみたい。
皆さんも立山黒部アルペンルートを訪れる際は十分に感染対策して楽しんでください。