FUJI ROCK FESTIVAL 2019 感想

夏は祭や花火などイベント盛りだくさんですが皆さんは満喫してますでしょうか?

KOCORONO店主はフジロックフェスティバル2019の初日と二日目参加してきました。
いやーなかなか大変でしたけど楽しめました。
せっかくですので雑感を書き残しておこうと思います。

 

フジロック初日(7/26)

店主一行は苗場から少し離れた南魚沼のホテルに宿泊。
ここを拠点にフジロックを目指します。

初日の始まりは気持ちの良い快晴でした。
前日の移動で疲れていたのもあり、少し遅めの10時半に神立駐車場へ。
2017年参加の際はわりとスムーズにシャトルバスを利用できたので、余裕だろうと高を括っていましたが、これが間違いでした。
ここからまさかの2時間以上バス待ち。なぜ!?

今回の初日、2日目はソールドアウト(各日4万人動員)だったようで、バス運行はパンク状態。
おまけに駐車場は会場徒歩圏内>>田代>みつまた>>>>>神立といった最下層の立地(2017年は田代Pでした)。
バスが来ない来ないww
チケットは早めに申し込まないとダメですね。駐車場も早めに行こう。


2時間以上のバス待ち&バスエンストトラブルを経て13時半に会場到着。ようやくゲートをくぐれました。
フジロックでは事前申し込みならICチップ付きリストバンドが送られてくるので、リストバンド交換の手間なし。機械に手をかざすだけでスムーズに入場できます。

最初に見るつもりだったレッド・ホット・チリ・パイパーズ(日テレ『スッキリ』出演で話題になりました)は見れず仕舞い。
その後七尾旅人を見る予定でしたが、お腹が空いたのでオアシスエリアにて昼食。
落ち着いて食べる場所もなかなか見つからず、以前参加した2017年よりも人の多さを実感しました。
ここから天気は雨が降ったり止んだりと山らしい気候に。

King Gizzard & The Lizard Wizardを観にホワイトステージへ移動しましたがちょうど代表曲『Planet B』が演奏され終了!(涙)
仕方なくアヴァロンステージまで進みゆったりチルアウト。
自然の中でくつろぎながら流れてくる音に耳を傾ける。これぞ野外フェスといった趣ですね。



のんびり過ごした後は各自別行動。
店主はフジ名物ボードウォークを渡り木道亭にてRopes鑑賞。
アチコさんの澄んだ声、ギターのディレイが林の中で微かに反響して心地よいひととき。


名残惜しくも途中退出(終盤LOSTAGEの五味さんがベース弾いたようです、残念)。
TORO Y MOIを観るためレッドマーキーへ。ようやくまともなライブ鑑賞ができましたw
スモークが多めに焚かれ、バックスクリーンにメンバーのシルエットが自在に投影されるドリーミーな演出。
新譜がすこぶる良かったので半屋内の会場は熱気に包まれ大盛り上がりでした。

 

TORO Y MOIの後はホワイトステージへ移動。
その時ちょうどグリーンステージはエルレガーデンが開演。
再結成&フジロック出演ということで目当ての人が殺到。通路まで人が溢れていました。
グッズ物販もエルレ専用口が設けられ、人気の高さが伺えました。

 

ホワイトステージにて折りたたみチェアの恩恵をたっぷり堪能したのちTYCHOが登場。
美しいヴィジュアルとプログラミングによる低音の波。ソリッドで力強く刻むドラムとベースに時折太く響き歪むギター。
これが観たくて聴きたくてここまで来た!と独り盛り上がる。
(斜め前方で太極拳のような手の動きでクネクネ踊る人が視界に入り辛かった)

 

TYCHOの後ケミカルブラザーズを観に移動しようかと思ったけれどかなり疲労していたので諦めました。
ところ天国でキツネバーガー(お揚げがバンズ代わり)を食し、トム・ヨークを後方から鑑賞。

レディオヘッドの時とは違い、トムが躍動。
歌い、時折ベースを弾きながら歌い、ステージの端から端へ動く。
モニターに映る表情がとても楽しそうで、こんなトム・ヨークは初めて見る。
長年の盟友ナイジェル・ゴドリッチに背中を預けていられる環境だからこそ解放された、そんな感じだった。

ダブルアンコールのサービスがあり、バス停に着いたのは24時過ぎ。
台風接近の影響か冷たく強い雨風が叩きつける中、約1時間のバス待ち。
ホテルに戻ったのは深夜2時過ぎだった。
シャワーを浴び入念に身体をほぐし、朝4時頃死んだように眠りにつく。
先ほどまで音楽で得た感動など頭の片隅に追いやられ、疲労感でいっぱいだった。

 

フジロック2日目(7/27)

朝9時に起床。気だるい身体に鞭を打って準備。
11時に駐車場へ到着。1時間弱のバス待ちを経て会場に到着(この時点で蓮沼執太フィルは諦めたw)。
台風は逸れ温帯低気圧に変わったが、天候は芳しくなかった。

雨が降ったり止んだりを繰り返し、食事もとりにくい。
オアシスエリアでなんとか雨を凌いでタコスを食べる(豆とトマトと合い挽き肉、ヘルシー)。
昼食が終わるころ丁度グリーンステージでCAKEが聞こえてきたので移動。

 

CAKEはフジロックで観たいと常々思っていたので、3度目の出演が今年実現してすごく嬉しかった。
軽快なサウンドに味わいのあるパーカッションが気分を上げてくれる。
ボーカルのジョン・マクレアは雨降りなのをすごく気にしていたけど、確かにケイクは晴れが合うと思う。

CAKEが終演を迎えるころには雨の降り方が本格的に。
ホワイトステージを目指し歩くが、林の中に入っても凌ぐことはできないほど強烈な雨が身体を叩く。
雨具も靴も浸水を許し、体力が徐々に奪われる。

ホワイトステージに着く前にコートニー・バーネットが開演。
もはや前方に行くことは叶わないほど人が入っていた。
仕方なく演奏を聴きながらトイレの列に並ぶ。
今日は雨で冷えるのでトイレ利用者が多く、どこもかしこもトイレ渋滞。
雨は容赦なく降り続け、体力だけでなく気力も削いでいく。
指先が常に濡れるのでスマホも思うように開けず、以降写真は撮れてません(涙)

体力回復するべくアヴァロンの朝霧食堂でシチュー丼を注文。
雨が入り、シチューが薄まっていきます。
立ったまま雨が入らないようかぶりつくように食す野生スタイル。必死の形相だったと思います。

レッドマーキーでのALVVAYSを目指しボードウォークを渡る。
川は増水し、ゴンちゃんたち(石にペイントした名物オブジェ)はどこへやら。
ありえへんところから水が噴出し、災害の危険性を感じる状況でした(その後通路は閉鎖されました)。

少し冷静に判断する必要があると思い、途中のグリーンステージに腰を据え、MARTIN GARRIXのファイヤー演出を眺めながら考えました。
このまま20時のアメリカンフットボール、22時からのデス・キャブ・フォー・キューティを観るか?
しかしながら雨は止む気配はなく、状況は悪くなる一方。身体も雨に濡れて体力低下しています。
万が一連れに何かあっては申し訳が立たないので撤退を決断。
1時間のバス待ちに耐え、ホテルに帰りました。
(駐車場までの橋が抜け落ちるアクシデントもありました)

ホテル到着後YouTubeのデスキャブ中継を観てフジロック2日目が終わりました。
激アツな名曲のオンパレードで、「これ現地で観たかったやつ!」と悔しさたっぷり枕を濡らしました。
その後SNSに道が冠水してる映像など様々な被害報告が上がっているのを見て、我々は正しい判断をしたのだと実感。
チケット代分鑑賞できなかったのは勿体ないけど、無茶をしてはいけません。
何かが起こってからでは遅いですからね。。

 

以上こんな感じのフジ2日間になりました。
数年に一度と言われるような大雨に阻まれ、なんとも心残りが多くなりましたが次回への糧にしたいと思います。
次こそはチケット代分きっちり鑑賞してやるぞー。

反省点としては雨でも楽しみたいなら全身ゴアテックスで揃えよう、ですね。快適さ大事。
あとは「いのちだいじに」ですね。
災害になりそうな天候のとき、体力が著しく低下しているときは撤退を選ぶ勇気を持ちましょう
それでも観たければ早期にチケット申し込み。近場の宿泊施設を抑えることですね。